はじめてのリーフティー、ティーポットで淹れてみた記録

木製のテーブルに置かれた茶色のティーポットとカップ 紅茶を学ぶ・選ぶ

ティーポットから湯気が立ち上るリーフティーのシーン。木製のテーブルに茶葉が入ったガラスのティーポット、カップに注がれる紅茶、自然光の差し込む静かな午後の雰囲気。リラックスした暮らしのひとときを感じさせるビジュアル。文字は少なめ。

リーフティーとの出会いと『紅茶 暮らし』のはじまり

リーフティーとティーポット、茶葉と紅茶のある暮らしのはじまりを描いたイメージ

なぜ今、紅茶のある暮らしが注目されているのか

忙しない日常の中で、心を整える時間が求められている今、「紅茶のある暮らし」に静かな注目が集まっています。カフェに出かける余裕がなくても、自宅でお湯を沸かして紅茶を淹れるだけで、ほんのりとした安らぎを感じることができる。その気軽さと心地よさが、若い世代からシニア層まで幅広く支持されている理由です。特にSNSの影響もあり、ティータイムをおしゃれに演出する人も増えてきました。自分のための贅沢な時間として、紅茶は暮らしに深く根ざしつつあります。

 

リーフティーとは?ティーバッグとの違いと魅力

初めてリーフティーに触れたとき、「あ、香りが違う…」と直感しました。リーフティーとは茶葉そのものを楽しむための紅茶であり、ティーバッグに比べて香りや味わいの幅が圧倒的に広がります。淹れるまでの手間は少し増えますが、そのぶん時間の流れがゆったりと感じられ、まさに「暮らしの中の儀式」のように思えます。特にガラスのポットで葉が開いていく様子を見ると、それだけで小さな癒しになります。

 

ティーメモリアルとアフタヌーンティーを知る

私がリーフティーを意識しはじめたきっかけは、「ティーメモリアル」というブランドを知ったことでした。紅茶専門店の中でも、香りとブレンドにこだわりぬいた商品ラインナップが魅力で、シャルドネダージリンやアールブレンドなど、珍しい茶葉にも出会えます。また、アフタヌーンティーの文化に触れることで、紅茶が単なる飲み物ではなく「空間を楽しむツール」であることにも気づかされました。自宅でも取り入れたくなるような、美しく整った時間が、ここにあるのです。

 

初めてリーフティーをティーポットで淹れる準備

 

必要な道具と選び方(ティーポット・茶葉など)

リーフティーに挑戦するなら、まずお気に入りのティーポットを見つけることから始めましょう。ガラス製は茶葉の動きが見えるので初心者におすすめ。陶器や磁器は保温性に優れており、ゆっくり味わいたい時に向いています。そして忘れてはならないのが「ティースプーン」や「茶こし」。この一手間が、味と香りをきちんと引き出してくれます。茶葉は最初はブレンドされたものを選ぶと失敗が少なく、好みに合うものを探す楽しさも生まれます。

 

香りや味を引き立てる茶葉のおすすめブレンド

リーフティー初心者にとって、最初に選ぶブレンドはとても大切です。ティーメモリアルの「シャルドネダージリン」はフルーティーな香りが特徴で、紅茶に慣れていない人にも飲みやすい一本。他にも「アールブレンド」は華やかな香りとコクがあり、食事にもよく合います。これらは店舗で香りを試せる場合もあるので、実際に体験してみると安心です。香りと味のバランスを自分の感覚で確かめながら、お気に入りの一本を見つけてみてください。

 

アール・シャルドネダージリンなど注目茶葉と価格

「リーフティーは高いのでは?」という声をよく耳にします。たしかにティーバッグよりは価格が高めに見えますが、1杯あたりにすると意外と手が届きやすい存在です。シャルドネダージリン(ティーメモリアル)なら、50gで1,300円前後。アールグレイブレンドは40gで1,000円ほどと、日々のごほうびとして取り入れられる価格帯です。紅茶の世界には高級なものもありますが、まずはこうした身近な一品からスタートしてみるのが、おすすめの一歩です。

 

 

 

私の『ティーポットでリーフティー』体験記録

ティーポットでリーフティーを淹れる体験を記したタイトル画像

選んだ茶葉と香りの印象(ティーメモリアル シャルドネダージリンetc.)

初めて選んだのは「ティーメモリアル シャルドネダージリン」。名前に惹かれて試してみたら、まるで果実のような香りがふわっと広がって、封を切った瞬間から気持ちがふっと緩みました。普段、ティーバッグしか使ってこなかった自分には、その香りとリーフの形がとても新鮮で、なんだか特別な時間が始まるような気持ちにさせてくれました。もう一つ試したのは、柑橘系の香りが特徴のアールグレイ。こちらは朝の光と相性がよく、目覚めのティータイムにぴったりでした。

 

初淹れレシピ:分量・時間・ポイントまとめ

リーフティーを初めて淹れるとき、戸惑ったのは分量と時間。調べた通りに、ティースプーン1杯(約2g)を150mlのお湯で抽出。温度は90℃くらいを目安に。蒸らし時間は3分にしてみました。驚いたのは、少しの時間の違いで味がガラリと変わること。1分早めに淹れてみたときは軽やか、逆に1分長く蒸らすと濃厚な渋みも出てくる。この変化がとても面白くて、ついつい何度も試してしまいました。初心者でも、自分好みの味に近づけるのが楽しいポイントです。

 

ティーポットでうまく抽出するコツ

ポイントは2つありました。ひとつは、ポットをしっかり温めておくこと。お湯を注ぐ前にポットに熱湯を一度入れて温めておくと、茶葉の抽出がより安定する気がしました。もうひとつは、茶葉のジャンピングを妨げないようにすること。ポットの中で茶葉がふわりと舞うように、網が大きめのものや、茶葉が自由に動けるスペースがあるポットを選ぶのが大事でした。最初は少し難しかったけれど、何度か試すうちにコツがつかめてきました。

 

紅茶の香りを楽しむ暮らしの工夫

 

ティーメモリアルディフューザーや香水の活用

紅茶の香りをもっと暮らしに取り入れたくて、ティーメモリアルのディフューザーも使ってみました。部屋にふわっと漂う紅茶の香りは、気持ちを落ち着けてくれて、まるでサロンのような雰囲気に。香水タイプもあり、ほんのり甘く優しい香りが、外出先でもリラックスした気分を運んでくれました。茶葉だけでなく、香りそのものを暮らしに取り入れることで、紅茶とのつながりがぐっと深まったように感じます。

 

紅茶の香りがもたらすリラックス効果

香りを深く吸い込むと、不思議と肩の力が抜けていきます。シャルドネダージリンのような果実の香りや、アールグレイの爽やかなシトラス香には、気分を切り替える力がある気がしました。仕事の合間や、ちょっと疲れた時に紅茶を淹れてひと息つく。この時間があるだけで、頭がすっきりして、次の作業にも集中できるようになります。香りの力って、思っていた以上に日常に効いてくるものですね。

 

口コミから見る香りの人気・評判

ネットやSNSでも「香りが好きで何度もリピートしている」という声が多く見られました。特にティーメモリアルやアフタヌーンティーブランドの紅茶は、香りに特化したラインが多く、香水やディフューザーとしての展開も豊富。それだけ香りのファンが多いということでしょう。口コミをチェックするだけでも、自分に合いそうな香りが見つかるヒントになります。次はどの香りにしようかと選ぶ時間も、ちょっとした楽しみのひとつになっています。

 

 

季節のティータイムと相性のよいお菓子レシピ

ティーポットとスコーンが並ぶテーブル

ミルクティーやスコーンとのペアリング体験

紅茶のある暮らしの中でも、とくに心があたたかくなるのが季節のティータイム。寒い季節にはミルクティーとスコーン、春には花の香りを感じるブレンドティーとマドレーヌ。そんなふうに、季節と気分に寄り添う組み合わせを見つけるのも楽しみのひとつ。今回初めてリーフティーで作ったアールグレイのミルクティーは、ミルクのまろやかさと紅茶の香りがふんわり調和していて、スコーンとの相性も◎。しっとり系のお菓子と合わせると、より味わい深くなりました。

 

簡単に作れるお菓子と紅茶のブレンド提案

おうち時間を楽しむために、難しい道具や手間はいりません。市販のスコーンやクッキーに、リーフティーで淹れた1杯を添えるだけでも十分に豊かな時間が生まれます。紅茶はシャルドネダージリンなど香りに特徴のあるものを選ぶと、シンプルなお菓子も引き立ちます。たとえば、プレーンなビスケットには、柑橘系のブレンドティーを。甘さが控えめなフィナンシェなら、ミルキーなアッサム系の紅茶がよく合います。組み合わせ次第で、日常がぐっと特別に感じられる瞬間が生まれるのです。

 

アフタヌーンティー文化と日本での楽しみ方

アフタヌーンティーというと、ちょっと敷居が高く感じるかもしれません。でも最近では、ホテルだけでなくカフェや自宅でも気軽に取り入れられるようになりました。ティースタンドにお菓子を並べ、リーフティーをポットでゆっくり淹れて。そんな時間をつくることで、忙しない毎日の中にも小さなリセットが生まれます。紅茶文化を無理に真似るのではなく、自分らしくアレンジする。日本の暮らしに合ったアフタヌーンティーのかたちを楽しむのが、今の時代の“紅茶暮らし”かもしれません。

 

リーフティーのある暮らしを広げるために

 

奥田監修のオリジナルティーや人気店舗を訪ねて

リーフティーにハマったきっかけのひとつが、「奥田氏監修」のオリジナルブレンドとの出会いでした。雑誌で紹介されていた店舗を訪ねてみたところ、香りの繊細さと味の深みが想像以上で、まさに衝撃。ティーメモリアルやアフタヌーンティー店舗など、こだわりの紅茶を扱うお店は全国に点在しています。そうした場所を巡って、お気に入りの一杯を探す旅を楽しむのも、リーフティーの醍醐味のひとつ。ネット注文だけでは味わえない、“体験”としての紅茶選びに価値があるのです。

 

紅茶好きのコミュニティ・レッスン・体験談共有

一人で楽しむ紅茶時間も良いけれど、同じ趣味を持つ人とつながることで、さらに世界が広がります。最近はSNSやイベントで紅茶好きが集まるコミュニティも増えており、レッスン形式の体験会や、淹れ方のワークショップも人気。自分では気づかなかった香りの表現や、新しい茶葉との出会いがあったりして、刺激になります。「こんなに奥深い世界があったのか」と改めて驚かされることも。ひとりの時間と、誰かとシェアする時間。そのバランスが、紅茶の魅力をさらに引き出してくれます。

 

お取り寄せ・注文時のポイントと価格比較

リーフティーを暮らしに取り入れるなら、気になるのが「どこで買うか」と「価格帯」。通販で人気のブランドや、レビュー評価が高い茶葉から試すのが安心です。ティーメモリアルやシャルドネダージリンなどの有名ブレンドは、30gで1,000円〜2,000円前後が目安。日常使いなら、気軽に買えるラインもたくさんあります。ポイントは、“少量でしっかり香る”ものを選ぶこと。また、注文時には「密閉包装」や「配送方法」もチェックすると◎。毎日の暮らしに無理なく続けられる価格と品質のバランスを見つけることが、リーフティーライフの鍵になります。

 

リーフティーが変える、私だけの紅茶暮らし

ティーバッグに慣れていた頃には想像もしなかった、リーフティーの世界。香り立ちの違いやポットで淹れる手間すらも、今では愛おしく感じています。毎日の中に「ちょっと丁寧な時間」を差し込むことで、気持ちが整うという発見がありました。道具をそろえて、お気に入りのブレンドを探して、季節を感じながら紅茶を淹れる──その一連の流れが、自分だけのリチュアル(儀式)になりつつあります。これからも紅茶との関係を、ゆっくり、深く育てていきたいです。

 

もっと知りたくなったあなたへ

もし、「もっといろんな紅茶を試してみたい」「暮らしの中で紅茶をもっと楽しみたい」と感じたら、まずは1種類のリーフティーから始めてみるのがおすすめです。淹れ方に正解はありません。あなたの時間、あなたの気分にぴったり寄り添ってくれる紅茶が、きっとどこかにあります。

暮らしがほんの少し、やさしくなれるように──そんな気持ちを込めて、これからも紅茶と向き合っていきましょう。